榊原税務労務会計事務所 公式メインブログ

2018年8月1日 愛知県刈谷市にて開業した榊原税務労務会計事務所の公式ブログです!

交際費等の範囲(接待を受けるためのタクシー代)

アクセスありがとうございます!

 

実務をしていて、接待交際費についてその参加のための旅費はどうなるんだという質問を受けますのでここで整理しておきます。

 

得意先が主催する懇親会への参加旅費は旅費交通費となり、自社が主催する懇親会へ参加者を招待するときの旅費は、交際費となります。

 

国税HPでは下記のような質疑応答事例が掲載されています。

 

【照会要旨】

 

 他社が主催する懇親会に当社の従業員又は役員を出席させるために要するハイヤー・タクシー代(当社~懇親会会場、懇親会会場~自宅)は、会社の業務遂行上の経費であり、接待、供応等のために支出するものではありませんから、交際費等以外の単純損金(旅費交通費)と解して差し支えありませんか。

 

(注) 懇親会の費用はすべて当該他社が負担します。

 

【回答要旨】

 

 照会意見のとおりで差し支えありません。

 

(理由)

 交際費等とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するものとされています(租税特別措置法第61条の4第4項)。

 照会に係る費用は、他社が主催する懇親会に出席するための費用であり、「接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するもの」ではありません。

 

(参考)

 照会に係る費用は、他社が行う接待を受けるために支出するものであり、得意先等に対して自社が行う接待のために支出するものではありませんから、交際費等に該当しません。

 なお、自社が懇親会を主催する場合において、得意先を会場まで案内するために支出するハイヤー・タクシー代は、得意先に対して自社が行う接待のために支出するものですから、照会の場合と異なり、交際費等に該当することとなりますのでご注意ください。

 

 

このように、規定されています。

営業の方が旅費の精算をする場合には、どのような目的で旅費を使ったのかをしっかりと確認し、帳簿の摘要欄や旅費の精算用の書類などに行き先や利用目的を把握する必要があります。

 

ではゴルフの場合はどうでしょうか。

 

この質疑応答では接待と書かれているだけで飲食とは書かれていないためゴルフも対象になります。

 

しかし、実務上はゴルフに関連するものは全て交際費とするケースが多く、中小企業の場合は交際費等の損金不算入の規定で上限が決まっているためその上限までは損金の額に算入されますので、あまり問題にはなりませんが、大企業(具体的には期末資本金1億円超の法人)の場合は原則損金不算入ですから、旅費について厳密に判断していく必要があります。

 

横道に逸れましたが、まとめますと

 

得意先が主催する懇親会への参加旅費は、旅費交通費

自社が主催する懇親会へ参加者を招待するときの旅費は、交際費

 

となります。